日経平均株価の上昇が止まらない。昨日に引き続き今日も超絶強い相場だった。33年11ヶ月ぶりに35,000円の節目をぶち抜いてきた。コレ↓は週足チャートだが、今まで何度か上値を試しては蹴落とされてきた33,700〜33,800円の上値抵抗線を明らかに上抜けた。理由はなんであれ、このことはでかいと思う。僕の持ち株26銘柄も全勝だった。
上がった理由は色々言われるが、複合的なものだと思う。そして、トリガーを引いたのは海外ヘッジファンドの仕掛けだと思う。
昨日のマスコミ等の論調だと、日本株上昇の背景はこんな感じ↓
・東証発信のPBR1倍以下の企業への改善要請→自社株買いなど株主還元意識向上
・各企業の稼ぐ力やガバナンス向上
・物価の上昇、賃上げにより経済の好循環が期待され、いよいよデフレ脱却の時が来た
それと、新NISAスタートにより貯金から投資への流れが具体的に始まった。
日米金利と為替の話もある。
上がって然るべき下地はある。ただ、特段変わった事実が判明したわけではなかろう。
そんな背景の中でも、昨年12月頃から年明けまで空売り勢がはびこっていた。またレンジの上限で叩き落とされることを予期していた空売り勢に、海外ヘッジファンドが思いっきりアッパーカットを突き上げたように思う。ちょうど12日の株価指数のオプションSQにぶつける仕掛けだ。先物やコール・オプションの売り方をショートカバーに追い込んだってところだろうか。まぁ想像の範囲でしかないが・・・。
きっかけは予期せずに訪れる。これを機に日本株見直し機運が高まり、PER15倍そこそこしかない万年割安状態から脱することを願う。33年11ヶ月前の日経平均のPERは47.5倍だったらしい、その当時のバブルとは違うのだから。まずはSQ終了後の今週末、来週の値動きに注目。そして正念場は1月末頃から本格化する決算の内容。期待に応えられる業績の裏付けが必要だろう。