ということで、元祖家系ラーメンで家系の総本山とされる吉村家に初見参。家系ラーメンは直系店はもちろん、派生も含め数多くの店舗があり、ラーメン界の中での1つのカテゴリーを作っているといっても良いだろう。創業から50年。会長が元気に厨房に立つ間に1度は行ってみたいと思っていたが、行列の覚悟は必要。少し夏の暑さが和らいだこの時期に決行。
今日は平日12時ちょい過ぎ。1時間以内の待ちなら並ぼうと覚悟を決めていたが、店頭に待ち時間の目安が30分と表示されていたので実行。行列は店頭に10mくらいと、そこから少し離れた並びやすい箇所に30mくらい。お店のスタッフが行列やチケットを購入するタイミングを管理をしてくれるので、初めてでも安心して並べる。結局入店できたのは並び始めてから40分ほど。待ち時間は音楽を聴きながら口コミを見たりで、さほど苦にはならなかった。
いよいよ入店。ホームページを見ると今日から麺類40円UPらしい。
写真を撮ったが、品名表示がメタル系の色だったので拡大しても読めないかもしれない。因みに僕はラーメン840円+味玉60円+ライス140円をチョイスした。あと、丼提供前に好みがあるか訊かれ、①麺の硬さ ②味の濃さ ③油の量を3段階で指定できるらしい。僕はかため・ふつう・ふつうでお願いした。
まず、少し硬めに炊かれたライスに浅漬けが添えられ提供される。ラーメンが程なく提供され、お隣さんの丼提供前にニンニク(行者ニンニク?)すりおろしだけ隣に手を伸ばして確保し、海苔に乗せて準備完了。
いざ実食。卵は割っても黄身が流れ出ない程度に半熟で良い感じ。麺は太め短めの家系お馴染み酒井製麺のそれで、硬めの注文だったが違和感なし。スープは期待値とほぼイコールで間違いなし。想定より若干醤油が立った感じ。味は注文時に味濃い目にするか迷ったが、僕にはふつうで充分。塩味も味の濃さも充分なので卓上の調味料等も要らない感じ。チャーシューはしっかり味の染みたもも肉。厚みも丁度良くパサつきもなく美味い。
実はYouTubuで、昔のテレビ取材で吉村氏が弟子入り志願のスタッフを罵倒し、鍋で頭を殴ったりしらながらも、最後はその弟子も暖簾分けして成功しているドキュメンタリーを見た事がある。かつて和食の世界でもあったようなパワハラが横行していたころの、厳しくもあり、その奥に愛があるような世界はどの業界にもあったのだろう。もちろん、弟子入り志願の方もそれを知りつつ、そこに挑んで、成功を手にするという意気込みがあったろう。
今の会長は店全体を見ながら、店を回しながらも、そこにいることに意味がある感じ。それでいて体も分厚く衰えは全く感じない。スタッフはベテランか、体育会系男子で、圧迫感もなく生き生きと頑張っているように見えた。すみません この辺は妄想です。
まずは家系のベースを確認できたので、ここからまた美味い店を探索したい。