日本株強いですね。このままグイグイ上がってくれれば良いのですが、チャートを見ると下値を切り下げながら、上値を抜けないジグザグのチャートになっている。ここにきて窓を空けながら急激な陽線で上昇しているが、上昇トレンド入りしたと言える状況ではないように見える。短期的にはそろそろ一旦の調整が入りそう。中長期的には一旦の調整後に下値を切り上げて上昇できるかどうかが問われると思う。
年末に向けてのトレンド転換のキーの一つとなるのが、米国金利政策。それを決めるFRBが決定基準とするデータの一つが物価指数。特に消費者物価指数は重要だが、そのデータが昨日(12日)に公表された。前日に発表となった生産者物価指数も含めて結果は以下の通り。
前回 予想 結果
生産者物価指数(前月比) +0.7% +0.3% +0.5%
〃 (前年比) +2.0% +1.6% +2.2%
消費者物価指数(前月比) +0.6% +0.3% +0.4%
〃 (前年比) +3.7% +3.6% +3.7%
消費者物価指数はエネルギーや食品価格の上昇もあり、予想を若干上回ってしまった。因みにエネルギーと食品を除いたコア指数では市場予想通りだった。総じて言えば、インフレはまだ沈静化されていない。
しかし、最近FRB高官の発言にハト派的なものも増えてきているように思う。実質金利がここまで上がれば、政策金利をあえて上げる必要性はないとか・・・。
ここからどうなるか。勝手に予想すると11月FOMCでは金利据え置き。12月は中東情勢と雇用統計、物価指数、企業決算内容により金利はどうするか分からない。でもどちらにしても良い加減金利上げもピーク近く、半年先を読むと言われる株価は爆上げー。なんて楽観的かな。年内に金利上げが止まり、年末ラリー到来。を希望。そして、来年は利下げがいつからかということでまた一喜一憂するんだろうな。まぁ中長情勢の悲惨な情報をきくと、株価がどうとかなんて言ってる場合じゃないって思うけど。