(5)年金
年金については28年間のサラリーマン生活で築いた厚生年金があるがそこは今
から特筆すべきことはないので、それ以外について記載します。退職後は国民年
金の支払いが発生しますので、お住まいの地域での金額を把握しておくと安心で
きると思います。
①企業年金
退職時に企業年金の受け取り方法について色々選択できる仕組みでした。私は半
分は退職時に一時金として受け取り、残り半分は60歳以降終身年金として受け
取るタイプを選択しました。60歳までの間は会社が年率3%で運用してくれる
内容です。厚生年金は早期退職なので定年まで働いたケースより少なくなるので、
その補填として、一定額終身で受け取れるのは心強いと思いこのタイプを選択し
ました。全額受け取って運用しても年率3%以上で運用できる自信はありました
が、ここでも判断基準は分散です。金融所得税率の改定等で個人運用が想定外の
ケースに陥るリスクも考えておいた方が良いと思います。私の場合は60歳以降
15年以上生きていれば元が取れる内容で、長生きリスクを考えると良い判断だっ
たと思います。
②個人年金
日本生命のもので、20年ほど前から積み立てていました。60歳までは毎年10
万円程度保険金支払いが続きますが、60歳から70歳まで毎年60万円受け取
れます。保険金の支払いは投資信託の分配金の一部で行いますので負担感はあり
ません。私が保有した商品は今の金利では成立しないお宝保険なので、これから
検討する場合は生命保険の個人年金は候補にしない方が良いと思います。
退職後に加入しました。月々3万円ほど積み立てる設定です。対象商品は楽天全
世界株式インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド 全世界株式)で
す。投資信託としてバンガードの全世界インデックスファンドを分散投資の対象
として保持したいと考えてました。iDeCoを活用しながら運用できるので、節税
面でメリットがあります。
元々FIREで生活できるレベルの収入があるので、+厚生年金+上記①〜③で老後
の不安は感じていません。③はFIREした方のどなたでも取り組めるものだと思う
ので、証券会社等に確認して加入することをお勧めします。
これで資産運用の概要は一旦おしまいです。次回はFIRE生活の実態?について、
記載したいと思います。