中国が訪日団体旅行を今日にも解禁する。中国政府は今年２月に中国人の海外団体旅行を解禁していたが、対象国として日本は除外されていた。コロナ禍以前はインバウンドの３割を占めていた中国人だが、今は韓国、台湾、アメリカからの訪日客数が上回っている。全体の訪日客数はコロナ前の７割まで回復するも、完全復活と言えないのは最後であり最大のピースである中国団体客の欠落だ。中国政府は１２日に日中平和友好条約の締結から４５年となるのを前に日本との関係改善を狙っているとみられている。中国としても低迷する景気を喚起し、国際的な経済的孤立化を避けたいところ。ロシアと心中したいとは考えていない。政治、覇権争いの面でアメリカは半導体輸出規制など警戒を強める一方、経済面ではテスラのEV電池の中国依存が４割というもの事実。日本も麻生氏が台湾で「戦う覚悟」と発言する一方でインバウンド需要に期待する。僕はLAで大谷がホームランを打つのが歓迎されるのを誇らしく思い、中国人が銀座、浅草を活気づけるのを「声がデカすぎ」と文句を言いながら歓迎したい。
