今日はこれです ↓
間違えました。これは「カトちゃん ぺ」でした。今日は「カーチョ エ ペペ」です。まぁ、このくらい軽く考えて作っていきたいって事です。
カルボナーラ、アマトリチャーナと並ぶローマ3大パスタの一つです。直訳すると「チーズと胡椒」。夜中に小腹が空いた時にチャチャッと作って食べるようなものです。イタリア版サッポロ一番塩味ラーメンです・・・か?。
シンプルなだけに材料や作り方で俺流が横行する。「カチョエペぺ」なんて言った日には、イタリアンオヤジから何を言われるか分からない。 材料はこんな感じ ↓
・チーズ 30g (ペコリーノロマーノ+パルミジャーノレッジャーノを半分ずつ)
・胡椒 30粒程度(別途追い胡椒もします)
・バター 10g
・スパゲティー 100g(太めのものがおすすめ)
<作り方>
・スパゲティーを茹でる。茹で汁の塩分濃度は1%弱。茹で時間は表示の1分前。
・フライパンで胡椒を空炒りする。粒が命を宿し、コロリと動き出して香りが出てきたら火を止める。(テフロン加工のフライパンはコーティングが痛むかもしれないので、避けた方が良いかも)
・胡椒はとにかく荒く砕く。すり潰すか、包丁で刻むか、キッチンペーぺーで包み鈍器でヤル。
・フライパンにすり潰した胡椒とバターを入れて火をつける。胡椒が沸々してきたら茹で汁をお玉1杯入れて混ぜ合わせる。
・パスタが茹で上がったら上記のフライパンに移して茹で汁を含ませながらアルデンテに仕上げていく。火を切って、すりおろしたチーズをパスタの上から入れてフライパンを煽って混ぜ合わせて完成。追いチーズと胡椒でボナペティー!
<ポイント>
・チーズはペコリーノだけ使うのが本場流らしいが、塩味を抑えてコクを増すようにパルミジャーノを混ぜる店も多く、おすすめ。ペコリーノが入らないと微妙な酸味がなくなってしまうので半分は入れたい。もちろん、すりおろしが面倒だし細かいことを気にしないなら緑のやつ(クラフト)1本で押し通してもそれなりにできる。
・塩味は足りなければ最後のチーズで調整できる。しょっぱいのが一番NG。茹で汁は塩分濃度0.5%程度で安全を見ても良い。フライパンに加える水分も茹で汁は1杯まで。それ以上必要なら水でやる。
・今回はフライパンで仕上げて、茹で汁で伸ばした胡椒とチーズの出汁をパスタに吸わせるイメージで作ったが、仕上げはフライパンではなく、ボールに移してチーズを和えるともっとクリーミーに仕上がる。なんならチーズは皿に盛った後に山盛りにかけて、モサモサしながら食すのもそれはそれで美味しい。最初にニンニク入れる派もいる。バターも入れない派や入れる派、アホほど入れる派もいる。いっぱい入れるなら無塩バターを使う。発酵バターでマウントをとってくる輩もいる。レモンピールをあしらってアレンジするのもありだろう。ペペロンチーノもそうだが、単純なパスタほど何故か論争になりやすいww。