米国市場ではNYダウ平均が90年ぶりに8週連続下落し、NASDAQは年初来高値
から3割ほど下落し、S&P500も直近高値から20%下がり弱気相場入りしていた
が、今日は先物で米国3指数とも揃って上昇している。
方や日本株は27000円の抵抗ラインまで回復してきて、ここから上がるか下が
るかの正念場のように見える。
米国株で言うと、短期と長期でスタンスは変わると思う。足元だけ
で言うと下げすぎからの自然反発により、一旦の株価回復が見込まれる。
もう少し先を見ると、インフレと政策金利の動向、景気の強さが株価に影響を与え
る。政策金利については今後2回のFOMCで0.5%の利上げは市場に織り込まれて
いて、その次の9月のFOMCで0.25%の利上げに戻るかど
うかが1つのターニングポイントになりそう。つまり、それまでの期間は更なる
下落の可能性もあり、誰も底打ちを断言することはできないと思う。
要するに足元での上昇はあれど、短期投資では買い時到来とは言えない。しかし、
長期では右上がりの米国株市場を前提に投資しているのであれば、インデックスET
Fを少しずつ買い増していくべきと考えます。
僕はというと、米国個別株やETFの配当金をVOO(S&P500インデックスETF)
のドル建てでの買い増しに当てている。また、NISA枠の米国成長株投資信託を少し
ずつ買い増している。
本当は日本円でVOOを大きく買い増していきたいところだが、為替の見通しを考慮
して様子見としている。ドル円は米国長期金利の低下とともに下がってくると考え
ており、125円程度まで下がるようであれば、VOOを買い向かう予定。
日本株についてはJT株の売り時を探る以外は放置。幸い僕の所有する高配当株は好
決算で増配や自社株買いをする銘柄が多く、今のところ手を入れる必要はしばらく
はなさそう。