僕の場合
40歳を過ぎた頃、体を絞りたくなってスポーツジムに通いだした。
その頃、「15分以上の有酸素運動が脂肪燃焼に効果的」とテレビか何かで耳にしていたので、ランニングマシーンに乗り、ゆっくり走ってみたのが始まり。
周りのランニングマシーンからは小気味良いシューズの音が聞こえてくる中、
8分 /km程のゆっくりスピードで10分足らずで息が上がってしまっている自分が情けない。
それでも土日になるべくジムに通い、走っているうちに6分 /kmで10km程走れるようになり、体重も少しずつ落ちていった。
学生時代の友人と飲み会の席で、ランニングの話になった。彼は一足先にフルマラソンを完走していた。湘南国際マラソンだ。
よくある話だが、飲んだ勢いで僕の大会デビューが決定した。谷川真理さん主催の荒川河川敷でのハーフマラソン。目標は2時間切り。
レースとなるとドキドキワクワク、良いオヤジがスタート地点で緊張している。一緒に参加した仲間は20歳台から30歳台8人程で一番年長が僕だ。
パン!とスタートの乾いたピストル音がなり、緊張オヤジは走り出す。アドレナリンが噴出しているのか、普通に5分10秒台/kmで走れている。練習ではまずあり得ない。
後半も必死のパッチで走り抜けゴール。タイムは1時間51分台。仲間内では一番速く、その後無論うまい酒で盛り上がる。翌日は筋肉痛で駅の階段が普通に降りれない。アドレナリンが出やすいタイプのようだ。
サラリーマン生活の中で、非日常な大人の運動会。新たなコミュニティー。やった分だけ成果が出る。これって・・・良い。
それからは毎週のように仲間とランニング練習会+飲み会が続く事になる。